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執筆者の写真musubi.toshiyuki

寝てても「気をつけ」?

整体師という職業柄、お客様から「良く眠れない」という声を聞くことが多々あるのですが、そんなときに真っ先に気になる点があります。


それは「身体が緊張したまま寝ようとしていないか」ということです。

典型的な例の一つが、仰向けで寝ている時、布団との間に手のひらが入るくらい腰の辺りが浮いている、と言うものです。


立つ時に腰が反っている、いわゆる「反り腰」と言う姿勢があります。

太ももの前側が緊張すると骨盤が前に傾き、それに伴って上半身も前傾して軽くお辞儀をしているような状態になってしまいます。その上半身を真っ直ぐ立たせるために腰を反らせている状態が反り腰です。


寝ている時に腰が浮く、と言うのもこの反り腰の状態になります。

言うなれば、布団の上で「気をつけ」をしているようなものなのです。

腰が反った状態になると背骨の胸の部分(胸椎)は逆に自然なアーチが失われて真っ直ぐになります。この状態は交感神経を不要に刺激してしまい、そのために眠りが浅くなるのです。


このような反り腰におススメしたいのが腰のストレッチです。

ストレッチ、といっても大袈裟なものではありません。

寝床に入ってから行えるものなので、入眠前のルーティンに是非お試しください。


まず、仰向けに寝た状態から膝を立てます。

次に軽く腰を上げ、背骨を上から順につけるように下ろします。

上げる前より腰が楽だったり、緩んでたりしていたらいい感じです。

しばらくその感じを味わってみましょう。

足裏を滑らせるように脚を伸ばしたら、さらにその感じが背中から肩・首・頭、お尻から太もも・ふくらはぎ・足先へと広がっていくように脱力してみてください。




私たちの身体は私たちが思っている以上に緊張しています。

寝ているときには身体はリラックスしているものだと思いがちですが、実は緊張を抱いたまま寝ている人が多いのです。


無造作に横になるのではなく、眠りに入る前には意識して身体の緊張を解いてあげることを是非習慣にしてください。


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