足半をリニューアルします。
- musubi.toshiyuki

- 5 日前
- 読了時間: 4分
「整体庵 結びの足が目覚める足半」の販売を始めてから早7年。
今年の5月で丸8年になります。
自分用にとふっと思い立ち、マニラ麻のロープで足半を作ってみたのが2018年4月。
出来上がった足半は足裏にしっとり馴染んで、立ってても歩いててもなんとも具合がいい。
これはお客様にも勧められる!
そう思って販売を始めて以来、おかげ様で多くの方からご愛顧をいただき、その制作数は2025年末までの累計で968足となりました。
マニラ麻100%
この一点にだけは、ずっとこだわってきました。
3本のひもを編み合わせるというシンプルな構造の中に、余計なものを加えたくない。
そんなある種の美意識から、編み終わりの始末に接着剤や仕付け糸を使わなくて済む作り方を試行錯誤し今の形に至りました。
そうして気がつけば千足近く作ってきた足半なんですが、、、
この度、全面リニューアルします。
和紙100%
はい、材料をまるっと変えます。
和紙です。
紙、です。
なんで?
マニラ麻、いいんです。
だからずっと使ってました。
何と言っても丈夫!
足半に足袋履いて10キロのランニングを2回やりましたが、足半はへっちゃらでした。
(足袋はカカトに穴あきました。)
マニラ麻で作ったワラジで山道を3日間歩きましたがへっちゃらでした。
だから屋外で足半を履くハードユーザーには理想的な材料なんですね。
ただ、その丈夫さが仇になることもありました。
「硬くて、履くと痛い」
時々こんな感想をいただいていたんです。
また一方で、「チクチクする」と言うお声もありました。
植物繊維の束を撚って作ったひもを編んでいるので、どうしても繊維が束からはみ出す部分が出来てしまいます。これを私は「ケバケバ」と呼んでいるのですが、これが編み上がった足半の見た目を損なってよろしくない。
そこで最後の仕上げにこのケバケバを焼く処理をしているのですが、どうしても短い焼け残りが出てしまい、それが足に当たると「チクチクする」と言う訳です。
もちろん同じものを履いて「気持ちいいです」と言ってくださる方も大勢おられました。
なので、履く方の足とこの足半との相性の問題、と言ってしまえばそれまでなのかもしれません。
でもやっぱり、「痛い」「チクチクする」と言う声には応えたい。
そんな思いがいつも頭のどこかにあり、足半作りをしつつも打開策を模索する日が続きました。
わし?
昨年の8月初旬。SNSにたまたま出ていた「和紙製の草履」の広告が目に留まりました。
紙 しかも 和紙
目から鱗と言うか
灯台下暗しと言うか
青天の霹靂と言うか
とにかく一気に視野が開けた感がして早速調べたところ、愛媛にある(株)和紙のイシカワと言う会社がヒットしました。
この会社、和紙製の「紙ぞうり」「紙サンダル」作ってる!
その上、手作り用の「ぞうりキット」「サンダルキット」も作ってる!!
材料のクラフトペーパーロープまで売ってる!!!
すぐさまクラフトペーパーロープを取り寄せました。
あれ?
届いたロープは思ったより、と言うか、今まで使っていたマニラ麻ロープよりもやや細め。
試しに足半を作ってみたものの、出来上がったモノはどうもイメージしてたのと違う。
一瞬「だめかなぁ」なんて頭をもたげはしたものの、、、
触れてみると、質感は結構(いやかなり)いい!
で、持ってみると(ちとびっくりするくらい)軽い!
これはいくっきゃねーだろっ!!
ここからまたも、試行錯誤が始まったのです。
マニラ麻ロープで千足近く(試作を含めれば千足以上)作ってきた足半。
材料は紙に変わっても作る勝手は変わらんだろう。
なんてタカをくくっておりました。。。 甘かった。
細い
軽い
柔らかい
足半の素材にはもってこいなのに、
これで作るとなったらまぁ大変。
細いからマニラ麻みたいなボリューム感が出ない。隙間が出来る。
軽くて柔らかいから、マニラ麻を扱う時の力加減だと潰れる・破れる。
クラフトペーパーロープを編む前の下処理をあれこれ工夫する。
手先の力加減だけじゃなく、作業時の身体の有り様まで根本から見直す。
そんなところから始めて、いい感じで編めるようになったと思っても、
出来上がった足半は以前のものとは印象が違ってしまう。
最後は編み方そのものを見直すことでようやく納得できる形に辿り着いたのでした。
そんなこんなでようやく形になった和紙の足半。
履いてみるとこれが・・・軽いんです。
持ってみると軽い!と書きましたけど、
履いても軽さが分かる。
でもって肌への当たりが気持ちいい。
マニラ麻のちょっと硬い感じも気持ちよくて好きなんですが、
この柔らかさ、これはこれでかなりいい。
これでもう痛くない。チクチクしない。
ようやく出来ました!
「完成」とは言いません。これからもより良いものを目指して改良を重ねてゆきます。
ただ現状、マニラ麻製の足半に代わってお勧めするに足るものが、出来ました。
これからは「和紙製」を持って「整体庵 結びの足が目覚める足半」といたします。
という訳で、改めて、
足半をリニューアルします!



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