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執筆者の写真musubi.toshiyuki

胸を開く

3月5日から3月19日は二十四節気の第3節、啓蟄(けいちつ)。


土の中で冬を越していた虫たちが、陽気に誘われ動き出す頃。

虫たちだけではなく、私たちの身体も内からムクムクと動き出す季節です。


冬の間、寒さで縮こまっていた胸も徐々に拡がろうとしてきます。

拡がることで呼吸器系が活性化し、呼吸も深くなってきます。

ですから、この時期は積極的に身体をうごかして胸を開いてあげましょう。


ただ、「胸を開く」と聞くと、多くの方は「胸を張る」と勘違いしてしまいがちです。

胸を張ろうとすると肘を後ろに引いて、両側の肩甲骨を寄せてしまいます。

すると背中に力が入って肩が上がり、胸も文字通り「張って」しまうため、

かえって呼吸が浅くなります。

(↓こんな感じ)


そうならないためには肘を引くのではなく、回しましょう。

肘を大きく回すことで肩甲骨も動き、それに連動して胸にも動きが出てきます。

動くことで緊張が解けて、胸が拡がりやすくなるのです。


前々回、肩甲骨を動かすために鎖骨の先端(肩峰)を動かすワークをご紹介しました。

肘を肩峰の延長と意識して使うことで、さらに大きく肩甲骨を動かすとともに、

胸を開いていきましょう!


・やり方

大きく円を描くように、ゆっくりと、肘の先端を前→上→後ろ→下と回します。

10回くらいを目安に無理のない回数で行なってください。

終わったら逆向きにも10回程度回します。



反対の肘も同様に10回くらいづつ回します。


両側を回し終わったら腕をだらりと下ろして、ゆっくり息を吸ってみましょう。

肩や胸が脱力していると息は楽に、深くなりますよ。

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